2015年10月号(3)知らないと大損?…定期借家契約とは!

賃貸借契約を締結する場合、大きく分けて2パターンあります。

一つは「普通借家契約」

もう一つは「定期借家契約」です。

一般的には普通借家契約がほとんどだと思います。この契約だと契約期間について更新が前提となっているため(自動更新)、入居者が希望すれば好きなだけ住めます。実質的に期間の定めがないため、入居が比較的決まりやすいと言えます。

ただし、分譲マンションや一戸建てを賃貸に出す場合はどうでしょうか。

これらは一般的な賃貸マンションやアパートとは違い、所有者固有の意味合いが強い財産です。賃貸に出す理由も「一時的に貸したい」という場合もあります。

例えば転勤などが理由で賃貸にしようと考えた場合、任期が終わり、いざ戻ろうとした時、住む家がない!なんてことになったら大変ですよね!?こんな場合に活躍するのが「定期借家契約」になります。

それは、定期借家契約の特徴にあります。

契約で定めた期間が満了することにより、更新されることなく、確定的に賃貸借が終了します。ここがポイントです!また、入居者に問題がある場合にも、契約終了に合わせて当然に退去してもらう事が出来ます(入居者が契約継続を希望し、家主が了解している場合であっても再契約が必要なのです)。

但し、この期間限定があるため、普通借家契約に比べ相場よりも低い賃料設定でないと、決まらないデメリットもあります。

よって、近い将来に予定が無く、できるだけ高い賃料で募集したいのであれば、普通借家契約を選択する方が良いです。

一度締結した普通借家契約を途中で定期借家契約に変更することはできませんから。

定期借家契約

後悔先に立たずという言葉もあるように、事前に十分検討し、「普通借家契約」と「定期借家契約」を選択しなければなりませんね。

松尾(吉)