2017年12月号(2)不動産「電子契約」の未来について語る!

DocuSign(ドキュサイン)とは?

皆さんDocuSign(ドキュサイン)というサービスをご存知でしょうか?これはパソコンやスマホから書類の署名・送付・管理を可能にするクラウドサービスです。今まで紙に印刷して署名や印鑑を押していた書類を、電子署名を使ってやり取りすることができます。

不動産の電子契約における将来の可能性を考え、6月から約4ヶ月間、熊本のドキュサイン研修会に参加をして、基本的な使い方から応用まで多くの事を学びました。

そして11/21、とある熊本の大舞台で、お粗末ながら、当社が今回のドキュサイン研修会の成果報告を発表させて頂くことになりました。もし機会がありましたら、どこかでご報告をさせて頂ければと思います。

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※研修会内で発表をさせて頂きました。

 

オンライン契約…セキュリティは大丈夫?

電子契約って言うけどインターネット上でやり取りしてセキュリティは大丈夫?と心配されるかもしれませんが、ドキュサインはデータを暗号化しており、社内外を問わず書類に記入されている情報は安全かつ堅固に保管されています。

セキュリティレベルは非常に高く銀行と同程度です。データはドキュサインのサーバーでやり取りするのでメールよりも遥かに安全です。

実際ドキュサインでは数多くの金融取引が行われており、セキュリティの高さが証明されています。これまで紙に印刷して署名や印鑑で処理していたものをオンライン上で行うことで、書類が外部に流出することを防ぐといった効果も期待できます。

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2017年、各社不動産電子契約で動き出す。

ドキュサイン社だけでなく国内の各社が「不動産電子契約」のサービス提供に向けて動き始めています。
ソフトバンクコマース&サービス社では2017年8月に不動産の賃貸契約専用の電子契約サービス「IMAoS」の提供を開始しています。

また、2017年9月には不動産ポータルサイトHOMESと電子契約のクラウドサインが業務提携をしました。近い内に不動産電子契約に特化をしたサービスを開始するのではないかと思います。

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課題は法律の問題とITリテラシー。だが未来の可能性は大きい

不動産契約の電子化における一番の問題は、宅地建物取引業法の「重要事項説明書」や「契約書」の規制です。不動産業における重要事項説明書・契約書の交付と記名押印は電子化が認められていません。また、パソコンやスマホを持っていない、持っていても操作が出来ないといった層がまだ多いという点も課題です。

電子契約を導入した場合に、紙と電子書類の両方を管理しなければならず、効率化のつもりが逆に業務の負担となってしまいます。ですが先ほどお話したように各社電子契約サービスの参入に向けて既に動き出しています。近い将来、IT重説のように法の規制も緩和され、スマホ1台で契約ができる時がやって来ます。

未だに紙での契約が根強く残る不動産業界。電子契約における未来の可能性を考え、今からアンテナを張ってさらに学びを深めていきたいと思います。
江口