2018年02月号(1)次への戦略!?サービスアパートメント

民泊を通り越して次はサービスアパートメント!?

いよいよ“民泊元年”の年が明けました。6月15日から施行。事業者(都道府県知事へ“届出”)、管理者(国交省へ“登録”)、仲介業者(観光庁へ“登録”)の受付も3月15日から開始です。アメリカ発祥の“エアビー”を始め、個人でも既に全国的に行われていた、いわゆる“違法民泊”。これがついに合法化され、大手を振って実施出来ます。

例年福岡でも1月や2月には受験シーズンと有名アーティストのコンサートが重なりホテル不足というニュースが流れ、それならばと春日市や大野城市、そしてここ筑紫野市まで宿泊客予約で週末は満室!それでも不足した時は佐賀県鳥栖市まで行かないと宿泊が出来ない!と言った事も多々起こっています。

このような社会問題にまで発展した“ホテル不足”の解決策として。そして我々は空室対策の一環として。“民泊”には期待している所です。とは言え、逆に考えるとこれから始まるのは“競争の激化”。

いま行っている賃貸経営の“軸”はブレることなく、サービスの追求が求められます。などと考えていると、最近目にする機会が増えてきたのが、“サービスアパートメント”。定期購読している業界紙“賃貸住宅新聞”にもここ1年ぐらいでしょうか、盛んに出て来ます。

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海外では当たり前です

サービスアパートメントをひと言で表すと、【ホテルとアパートの中間の宿泊施設】です。1週間単位で借りる事も出来ますが、1ヶ月以上の利用者が多く、長期出張者・長期旅行者・富裕層の別荘などが主な利用の仕方です。

タイ サービスアパートメント

例えばタイ。日本と違い、途上国と言われているタイの経済発展を担うのは“観光業”。スイスと同様にタイは国を挙げて観光業に注力している為、5つ星ホテルは日本の5倍以上、富裕層もターゲットになるサービスアパートメントは日本と比較にならないほどあると言われています。また、外国企業の誘致⇒駐在員の長期滞在や、プーケットなど世界的観光地での長期滞在等を戦略的に狙っています。

世界的に見ても富裕層向けの“在庫”は不足しているそうなので、【観光立国】を目指す日本も、これからサービスアパートメントが増える事が予想されます。

また、サービスアパートメントでは冷蔵庫や台所用品(包丁やまな板、鍋や食器類)、洗濯機等があるため、室内で炊事や洗濯が気兼ねなく出来る所が好まれる点だと言われています。やはり旅でも仕事でも、長期になると毎日外食もつらいもの。自宅のようにくつろぎたいと考えるのは当然です。

 

筑紫野市・太宰府市での需要はあるのか?

なお“サービスアパートメント”と検索すると、出てくるのは東京の建物がやはり多く、主に外国人ビジネスマンや旅行者が利用しているそうです。ちなみに福岡市でもサービスアパートメントはありますが、お値段は1ヶ月で20万円~。ん~ 高い。と思いますが、需要はあるようです。

では、ここ筑紫野・太宰府にサービスアパートメントが出来たとして、果たして利用者はいるのでしょうか。答えは、【YES】です。1ヶ月以上の長期滞在者ではなく、2~3週間の中期旅行者の利用がありそうです。

と言うのもインバウンドは年々増加していますが、その旅行内容は《有名観光地に行く》というものから、《地方都市での体験》へシフトしていると言われています。筑紫野太宰府を拠点として、鹿児島や沖縄まで足を延ばす。

または四国までフェリー航路で行くなど、西日本を巡るのに最適な中心地としての役割りを果たせるからです。

次への戦略は、もう始まっています。

参道