賃貸市場に猫ブーム到来!キャットウォークでハートをつかめ!?
今ではいろんなペットを飼う人が増えています。フェレットも流行りましたし、フクロウ、ゾウガメ、ワニ、エミューなどなど。思いつく動物は日本の誰かが飼っている気がします(^^;)しかしペット飼育と言えば犬猫が“王道”。そしてその犬猫飼育勢力図に異変が起こり始めているそうなのです。
ペットフード協会による平成26年度の「全国犬猫飼育実態調査」では、日本の約5495世帯中、犬飼育は15%、猫飼育は10.1%だそうです。2011年以降、猫の飼育数は年々増加しており将来的には犬飼育数を上回ると予想されています。
その理由として、犬飼育では散歩やしつけ、餌やり等で手間がかかるイメージが強く、猫はそこまではないという、共働き世帯やDINKSが増えている状況もあると言われています。
また、猫がいることで「寂しさを感じる事が少なくなった」や、「夫婦の会話が増えた」など、効用を感じる世帯が圧倒的に多いというデータもある事から、確実に潜在的需要はあり今後、猫飼育物件が増える事で更に猫飼育世帯は増加していきそうです。
●猫は犬よりも部屋が汚れる?
ポータルサイト・ホームズでは、全国のべ552万3000件の内、約1割がペット可として掲載されています。
しかしその“ペット可”は、【小型犬1匹まで】を想定しているもので猫飼育OK!という物件はまだまだ少ないのが現状です。
猫飼育の阻害要因第1位は・・・「集合住宅に住んでいて、禁止されているから」
猫飼育物件が少ない要因として、「猫はしつけが出来ない」「爪をといで壁や床を傷つける」「糞尿の臭いがキツイ」 「発情期には鳴き声がうるさい」等の声が聞かれます。
しかし猫と暮らせる賃貸住宅の企画運営を行っている東京の管理会社によれば、「猫の習性を知り、適正な対処をすればむしろ犬よりも迷惑をかけない」と言います。
①不妊・去勢手術を行う。
こうする事で病気に強くなり、発情期に暴れたり大声で鳴く事が減る。またオス猫の場合は縄張りを示す悪臭の原因になる“オシッコ”が激減する。
②外に出さない。
外に出してしまうと病気をもらって来る。外の世界を覚えてしまい、度々外に出たがり、室内にいる事にストレスを感じてしまう。「外に出してあげなくてかわいそう」と思いがちですが、大切なのは室内で満足できるように工夫してあげる事だそうです。
そこで写真にあるような“キャットウォーク”。立体的な空間を作ることで、猫ちゃん大喜び(^^♪ガラス張りにしておけばいつもと違う姿も見れて、飼い主さんも大喜び(^^♪間違いなしです。
③爪とぎ場所を作る。
壁が傷つかないようにカバーをする等は逆効果で、爪とぎ場所を確保し、“遠慮なく”爪を研がせる方がいいようです。
契約書の特約事項に上述の①~③等を付加する事で貸主借主双方にとって、良い話に出来そうです。担当者がご相談に伺った際はご検討されてみてはいかがでしょうか。