海外のテナント活用事例
海外ではテナント物件の活用方法も多様化しており、従来の発想にとらわれない取り組みが注目を集めている例もあります。今回はその事例の中から、地域の商店街や空きテナントの活用にも参考になるかもしれない、そんな事例をご紹介いたします。
海外のテナント物件活用事例
・コワーキングスペース多様化
・ポップアップストア(期間限定出店)
・縦型農園
・無人販売システム
コワーキングスペース
「Work Cafe(ワークカフェ)」と呼ばれるコワーキングスペースがあります。Work Cafeは、銀行に「カフェ」「コワーキングスペース」を融合させた、従来の銀行の機能を超えた新しいコンセプトの複合施設です。チリを発祥に、現在では世界に約200以上も展開されています。
従来の銀行窓口サービスを提供しつつ、コーヒーや軽食を楽しみながら、仕事や打ち合わせができる空間、フリーランスや起業家、リモートワークなどで利用できる作業スペースも設けており、Wi-Fiや電源などの設備も充実しています。
ポップアップストア
「ポップアップストア」とは、期間限定で出店する店舗のことです。期間限定という観点からも話題を集めやすく、世界では、例えばルイ・ヴィトンの「アートハウス」など、商品展示だけでなく、ブランドの世界観や価値観を芸術的に表現し、来場者に強烈な印象と記憶に残る体験を提供しています。他にも、日本でも話題となっている「チームラボ」も各地でポップアップストアを展開しています。デジタルアートとテクノロジーを融合した独自のアプローチで注目を集めています。
縦型農園
ニューヨークの「縦型農園」もテナント活用事例のひとつです。ビルの空きスペースを利用し、LEDライトと水耕栽培技術で一年中野菜を栽培しています。ビルの空きスペースを利用することで、限られた土地を最大限に活用しています。その農園で作られた野菜は地域の消費者に直接販売したり、地域のスーパーやレストランに直接供給されています。
この縦型農園の取り組みは、持続可能な食料生産の新たなモデル、テナント活用の事例として、今後さらなる発展が期待されます。
無人販売システム
無人コンビニとして注目を集めたのがAmazonが開発した「Amazon Go」です。Just Walk Outと呼ばれる技術を用いて、レジを通さず商品を購入できる仕組みとなっています。テクノロジー技術で人件費やコストを削減し、かつ24時間営業を可能にすることで、テナントの効率的な活用を実現しています。
日本の小売業界も独自の無人店舗技術の開発を進めており、ファミリーマートやローソンなど大手コンビニチェーンでも無人店舗の開発が進んでいます。
日本での応用可能性も?
このような海外でのテナント活用事例は、テナントが空間の利用を超えて、社会的価値の創造や地域機能の向上にもつながっています。空きテナントの活用方法を様々な視点で改めて考えてみることで、ビジネスや社会的な課題解決が生まれるかもしれません。このような海外の事例もぜひ参考にして妄想にふける、考えを巡らしていただけますと幸いです。



