2005年に市民の長年の悲願として産声を上げた九州国立博物館が、大きな節目を迎えようとしています。同館を支援するNPO法人「九州国立博物館を愛する会」は、設立20周年を記念した「Let’s ふるさと経営 with 九州国立博物館」と銘打たれたシンポジウムを3月14日に開催します!
同会は、2005年の開館に先立つ誘致活動の流れを汲み、翌2006年に設立されました。以来、市民と博物館をつなぐ架け橋として活動を続けてきました。
記念行事については、「今回の学びを今後の指針に取り込み、九博をより強力にバックアップしていくきっかけにしたい」と語っています。単なる観覧者としてではなく、当事者として博物館の経営を支えていく!この姿勢こそが、これからの地域文化拠点を支えるエンジンとなるでしょう。
DMO視点で探る「稼ぐ」文化拠点への転換
このシンポジウムでは、少子高齢化や国立施設の独立行政法人化という荒波の中で、文化施設がいかにして「経営」と「地域貢献」を両立させるべきか、その新たな指針が示されようとしています。シンポジウムの背景には、日本の観光政策の大きな転換があります。今年1月に開催された「2026観光立国推進協議会」では、観光を単なるレジャー産業ではなく、国の基盤を支える「国家基盤産業」として再定義して、“住民”“旅行者”“事業者”そして“地域の自然文化”のすべてが潤う「四方良し」の方向性が示されました。
この四方良しを実現する上で重要となるのが「DMO視点」です。これは、観光地域全体を「1つの企業」と見なし、マーケティングや顧客ニーズに基づいて「稼ぐ力」を引き出し、持続可能な地域経営を行う視点を指します。文化施設が地域の誇りとして永続していくためには、ただ国に守られる存在であるだけでなく、自らが経営の主体となって地域を活性化させる視点が欠かせません。
国立博物館のサポーターとしての重責を担いながらも、DMO的な発想で「稼ぎ、循環させる」という自律的なマネジメントへ。この新たな挑戦こそが、九博の未来を切り拓く鍵となるはずです。今回のパネルディスカッションでは、オープニングセッションとして「九博と愛する会、そして天満宮」、コアセッションでは既に“学校法人”、“行政の枠組み”の中でこの「経営視点」を取り入れ、顕著な実績を上げているお二方を迎え、九博の未来を議論します。
なんと!そのコーディネートを20年以上、愛する会の専務理事として支えている、
当社代表の青山がいたします! ←これが言いたかった(笑)
太宰府の地で20年。九博が「地域の象徴」から、持続可能な「経営体」へとさらなる進化を遂げるための、重要な一日となりそうです。
パネリストは地域の文化・教育の最前線を走るリーダーたち
オープニングセッションでは太宰府天満宮の宮司であり、つくし青年会議所の第43代理事長も務める西高辻信宏氏。

菅原道真公から数えて40代目に当たる西高辻氏は、歴史学を専攻した専門性を活かしつつ、アートプログラムの導入など伝統に革新を吹き込んできました。
神社という地域の中核組織を率いる立場から、いかに「環境護持と文化継承」を両立させるかが語られます。
コアセッションでは、都築学園グループ副総長で日本経済大学学長の都築明寿香氏。

全国約40の教育施設を運営する経営者としての顔を持ち、「個性の伸展による人生練磨」を掲げた教育・起業支援に定評があります。
大学を地域に開かれた学びの場と位置づけ、人材育成を通じていかに地域社会へ貢献するかという「教育と経営」の両立策に注目が集まります。
そしてもう一人、大野城心のふるさと館館長で、九博の名誉館員でもある赤司善彦氏。

九博の設立準備段階から携わってきた赤司氏は、福岡県副知事兼文化財保護課長を歴任した行政マンとしての顔も持ちます。
現在は市民参加型の講座などを通じ、歴史文化を活かしたまちづくりに尽力しており、行政と民間、そして市民をつなぐ「現場視点」の提言が期待されます。
この地の未来を語り合う特別なひとときを、一緒に過ごしませんか?是非ご参加ください☆
- 令和8年3月14日(土)14:00~16:00
- 九州国立博物館 1階 ミュージアムホール
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