2021年10月号(3)withコロナ時代~お部屋探しの変化とは?

●ライフスタイルが変化している
感染を予防しながら日常生活を過ごすwithコロナ時代
「在宅ワーク」「自宅オンライン学習」といったキーワードが増えています。
お部屋探しの場面においても、「駅までの距離」や「通勤通学の時間」といった条件よりも
「広さ」「部屋数」を求める方が増えています。
今まで勤務地の近くである都心に住んでいたファミリーが、
在宅ワークになったことで勤務地からの距離を考える必要が無くなり、
勤務地から遠く離れた山奥や海沿いの一戸建てを契約する、といったケースも増えており、
ニーズの多様化が進んでいます。
また、都会と地方に部屋を持ち、両方の生活を楽しむという
2拠点生活(デュアルライフ)の需要も年々高まってきています。
いわゆる「多拠点居住」の新しい生活様式が増えたことで、
新しい賃貸サブスクリプション(定額制の住み放題サービス)も市場に次々と出てきています。


↑「駅からの距離」よりも「広さ」を重視する人が増加中(SUUMO)

●在宅ワークが移住の契機に?
富士通やビッグローブなど大手IT企業が地方や温泉地を
在宅ワークの勤務地として選んでいるケースが増えています。
特に富士通は大分県と包括協定を結び、
県内の市町村と連携してワーケーション移住しやすい環境づくりを進めているそうです。
「別府など温泉地で休暇を取ってリフレッシュしつつ勤務をするケースもあれば、
部署メンバーが温泉地に移動をして会議や研修をかねて滞在をする」といった新しい働き方や、
中には「老舗旅館の客室をオフィスとして利用する」といった活用事例もあるようです。
コロナ禍での在宅ワークが移住の契機となり、
「出社は少なく、ほとんどの業務は自宅でできる。
休日も密を避けるため家族で街中へ遊びに出かけることは難しく、
首都圏に住む理由がなくなった。第2の故郷である別府に帰ってこれて嬉しい」といった声もあるようです。
また最近の「糸島リゾート」と題したデザイナー系住宅も気になります。


↑2021年上半期 希望が多かった設備ランキング(アットホーム調べ)

●まずはインフラとなった設備を
在宅ワークが増えてくるとニーズも変化していきますが、
その中でも毎年根強い人気を誇る設備「インターネット無料」が、
より一層ニーズを増しています。
実際インターネット無料の物件は入居率が高い傾向にあり、
お問い合わせでも「インターネット無料」を希望されている方も多いです。
また、在宅ワークの時間が増えたことで「インターネット回線接続が悪い・速度が遅い」という苦情もあります。
今までは入居者もオーナーさんもインターネット設備のレベルまでは
深く意識する機会が少なかったかと思いますが、
在宅ワークが増えたことで「インターネットの通信速度や安定性」が
求められるようになってきています。
ひとことで「インターネット無料」といっても、契約プランや設備などによって様々なので、
もし現状確認を希望される場合は、お気軽にお尋ねくださいませ。

●求められるものを、考え感じること!
長期満室のためには、申し込みが途絶えないように、
常に物件の改善を考える必要があります。
ポイントは「高額リフォームでピカピカにフルリノベーションを」ということではなく
「考え感じることで反響や申し込みに繋げる」ということです。
例えば、空室が続いていたある古い木造アパートの例だと、
ユニットバス3点セット(浴槽・洗面・トイレ)を取り外してシャワーとトイレだけにした結果、
一気に満室になったそうです。
最近では「湯船はいらない」という人も多く、
シャワーとトイレのみという欧米風シャワールームが人気を集め
「こんなお洒落な部屋がこの値段で借りられるのか」と驚く人もいるそうです。
他にも、コロナ禍による家時間の増加によって、
今多く求められているのは「住戸の広さ」です。
「廊下を無くす」という発想も話題になっているようです(詳細は下のURLよりご参考ください)。

もう家の中に廊下は要らない。コロナ禍で進化するマンションの間取り

賃貸経営は、少しの工夫で大きな結果が見込めますので、
ぜひ「煩悶と感性のスピリット」を持ち続けて頂けますと幸いです。
私達も引き続き、探し求めます。