2024年5月号(1)“大宰府”を学び、“太宰府”に親しむ…

私は太宰府が好きです。
この歴史情緒豊かな太宰府を職場にする事は誇りでありますし、またご縁も感じています。
でも太宰府に馴染みのない方に「太宰府はどんな所?」と聞かれると、正直うまく話せません。
歴史の勉強で習った菅原道真や大宰府政庁、水城など断片的な話が関の山です。
この地で仕事をしていく上でも、もっと太宰府の素晴らしさが知りたい、
学びたいと思っていたところ、車掌(社長)から勧められたのが
“大宰府アカデミー・令和編”への入講です!
これは公益財団法人古都大宰府保存協会の設立50周年記念事業として行われている講座です。
古代から現代に至るまで長い歴史のある太宰府の全容を広く深く学ぶという目的で、
2年間で全24講座、場所も日本経済大学で行われます。
月1回の講座ですが、その時だけは大学生になりきって(笑)、しっかり勉学に励もうと思いました。
また対面講座(オンライン講座は除く)80%以上の受講で
「大宰府史跡解説員」として活躍の道があるというのも非常に魅力的でした。
受講しているのは、社内でも歴史好きな情報部・久保山と、私、経理部・松尾の2名です。
講座は今年4月から2年目に入りますが、解説員を目指す要件は満たしています!

 

▼大宰府アカデミーのサイトはこちら
大宰府アカデミー

受講目的は、既述のような個人の知りたい学びたいという希望もありますが、
青山地建は“第二のふるさと創造業”という理念を掲げています。
実際私たちの仕事にどのように関わるか見ていきたいと思います。

【不動産業として】
賃貸であれ売買であれ、太宰府周辺を住まいとするもしくは事業を開始される方にとって、
私たちはその最初の案内役になるわけです。
私たちの考えは不動産それだけを商品とするのではなく、
その不動産を取り巻く環境も合わせて商品としています。
そこでは不動産を取り扱う実務能力だけでなく、
地域の情報に精通しているという教養の部分も含めたその人個人の力、
人間力もまた大切な能力になります。
お客様にこの地を“第二のふるさと”と思ってもらうためには、
まずは入口となる私たちが太宰府を“第二のふるさと”と考え、
学ぶことは大切な要素の一つだと思います。

【観光宿泊業として】
私たちは今53期から正式に観光宿泊部を立ち上げ、
既に不動産の有効活用から始めている宿泊業に合わせて、
ツアーなどの観光面でも強化していきます。
太宰府にある豊富な歴史的観光資源を活用したアクティビティを行うにおいて、
それこそ史跡に精通した人が社内にいるという事は、企画の質や信用を高めます。
その点で今回の講座はうってつけでした。
現在はまだ小規模ではありますが、私たちは“第二のふるさと”として、
取り分けこの太宰府に観光客の誘致を促し、
ひいては地域振興・発展に役立てたいと考えています。

【私たちの故郷として】
これまでにも私たちは、社内レクレーションとして、
筑紫野・太宰府を中心とした筑紫地区の史跡や歴史資料館、
名所などを巡るバスツアーを行ってきました。
これも私たち自身が筑紫地区について学び、そして親しむことで、
自分の生まれ故郷と同様に“第二のふるさと”として
身近なものになってほしいということを目的としています。
今後もそれは変わらず行っていきます。
講義の方も残り半分となりました。
これからの1年をしっかり学んでいきます。
今の私にとって太宰府は、“第二のふるさと”なのですから。