2025年3月号(1)【要注意!!】 詐欺まがい巧妙なDMに注意!!

不動産所有者の皆様の元に、最近、聞き覚えのない不動産会社から「〇〇様ご所有の賃貸物件を、社員寮として購入したい企業がいます!」や「あなた所有の物件をお譲り頂けないかという依頼があってます」といった魅力的な言葉で、DMが届くことはありませんか?これらのDMには「◯◯様お持ちの△△△マンション(物件名)は…」など、具体的な大家さんの個人名や物件名が記載されている為、シビアなリアル感もあり「何か本当に良い話があるのでは…?」と期待してしまうかもしれません。しかし…。ちょっと待ってください!そんなDMが来たら、すぐに当社にご連絡を!実はこれ、所有者心理を突いた詐欺まがいのDMなんです!高額不動産の所有には、文字通り数千万のリスクが掛かっているんです!「えっ?急にそんなこと言われても…」と思われた方は、まさか私の血と汗と涙の結晶、この「満室委員会」を読み飛ばしてある…(笑)?

実は、去年の10月の満室委員会にも、この件について注意喚起をしているのです。まだ読んでいない方は、横に掲載されているQRコードから今すぐ→2024年10月号の記事をチェックして下さい!今回の記事と合わせて読んでいただければ幸いです!今回は、特に衝撃的な2つの事例をご紹介します。しかも三か月以内のノンフィクション(真実)です。まさに事実は小説より奇なり。但し契約事ですから合法的な取引です。しかも一般的な商品ではなく、賃貸事業者ですから消費者契約法対象外なのです

2024年10月号ダイレクトメール(DM)~うまい話にご用心~

事例1:まさかの事態!8000万円が5900万円に!?

ある時、大家さんから突然連絡が。「アパートを売却した件なのですが…」と。当社「え?寝耳に水なのですが…。」大家さん「は?管理会社には買取業者から連絡し、全てこちらで手続きしておくとの事だったが…。」当社「え?どういうこと?」大家さん「え?何も連絡がなかったのですか?売買契約は終わってますが…。」とのこと。そこで売却価格が妥当なのか、当社がすぐに査定したところ、近年の地価上昇もあり査定額は8000万円。なんと売買契約締結額は5900万円とのこと!「手付け倍返しでも、今ならそれでも手取りが大きい!解約が得です!」 と伝えたのですが、なんと倍返しで解約できる期間が、過ぎたばかりでした…。5億円が4億8000万円の4%で、2000万円の差じゃないんですよ!8000万円が5900万円の26%差の2000万円差なんですよ!今回の契約では、手付流れ・手付倍返しの期間が過ぎると、今度は違約金を支払ってしか解約が出来ず、その違約金の額は売買価格の30%に。従って違約金は1770万円…。差額を悩まれた末、最終的にはこの契約を進めることに…。

事例2:査定額が倍に!?2200万円が4350万円に!!

他社が管理している大家さんから「管理会社に買取査定をさせたが、少し安いんじゃないかと…。御社も査定をしてもらえるか?」という依頼がありました。そこで当社が査定をしたところ、査定額は4350万円。他社の査定額はいくらだったかというと…なんと2200万円!その価格差はおよそ二倍!当社も驚きました(笑)。この査定額を見た大家さんは、最初は半信半疑だったそうですが、それなら当社に任せるしかないと思い、売却依頼を受託。すると、あっという間に買い手が見つかり、実際に4350万円で売却することができたのです!これは決して大げさな話ではありません。真実(し・ん・じ・つ)なのですよ!

そのお金、ドブに捨てられますか?

1人は泣いた大家さん。1人は笑った大家さん。どちらもノンフィクション。つい先日の話です。息子さんや娘さん、奥さんに言えますか?「もっと高く売れたらしいが、注意散漫やったかいな…。少し人が良かったかな…」「息子の新婚祝いだ!ポーンとマンションの頭金を出しちゃろう!」「お前と結婚して早40年。世界1周の船旅でも行こうか?」等々。永年の夢が実現できたのに!それをみすみす捨てたんです。これでも満室委員会読み飛ばします(笑)?
残念ながら二つの売主さんは、既に読者じゃなくなりましたが、買主さんのお一人は、今この金額を聴いて「もしや俺の事?」と…。この実話を通して、皆さんにお伝えしたいことは、「不動産DMは疑ってかかるべし!」「価格査定は相見積もりやセカンドオピニオンにも」決断にはリスクあり!まずご相談を!